SBI証券と楽天証券、結局どっちがいい?5つの軸で比較して結論を出した

SBI証券vs楽天証券比較 アイキャッチ画像
この記事でわかること
  • SBI証券と楽天証券の手数料の違いと2023年以降の変化
  • ポイント還元率の実態(楽天ポイントvsVポイント)
  • クレカ積立で毎月どれくらいポイントが違うのか
  • アプリの使いやすさ・初心者向けはどっちか
  • iDeCo・NISAの品揃えで差があるかどうか
  • 自分が最終的にどちらを選んだか、その理由

「SBIと楽天、どっちがいいですか?」というのは、自分が投資を始めた頃からずっと見かける質問なんですよね。

5年間も投資を「やろうやろう」と言いながら先延ばしにしてきたビビリな自分でも、この2択だけはかなり調べました。FP2級の勉強中も「証券会社の選び方」は試験範囲にあったので、制度面はある程度わかっているつもりです。

この記事では、手数料・ポイント・クレカ積立・アプリ・iDeCo/NISAの5つの軸でじっくり比較して、自分がどちらを選んだのか、その理由まで書いていきます。「どっちでも変わらない」と言われがちなこの問いに、ちゃんと答えを出してみます。

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※本記事は情報提供を目的としており、特定の証券会社への投資勧誘ではありません。最終的な口座選択はご自身の判断でお願いします。


目次

手数料は、実はもう差がほぼない

まず一番気になる手数料の話から。

2023年10月を境に、SBI証券・楽天証券ともに国内株式の現物・信用取引手数料を無料化しました。SBI証券は「ゼロ革命」、楽天証券は「ゼロコース」という名称で対応しています。

Point: 手数料はほぼ互角。決め手は「楽天経済圏かどうか」と「クレカ積立の還元率」の2点です。

数字で確認: 月10万円のクレカ積立で、楽天カード(0.5%)は月500pt、三井住友ゴールドNL(1%)は月1,000pt。年間で6,000円の差になります。

項目 SBI証券 楽天証券
国内株式(現物)手数料 無料 無料(ゼロコース選択時)
国内株式(信用)手数料 無料 無料(ゼロコース選択時)
単元未満株(ミニ株) 無料(S株) 売買手数料無料。リアルタイム取引は0.22%スプレッドあり
取扱市場 東証・名証・福証・札証 東証・名証の2つ

(出典: SBI証券・楽天証券 各公式サイト 2026年3月時点)

手数料という軸では、基本的にどちらを選んでも同じです。差が出るのはミニ株(単元未満株)で、リアルタイム取引をよく使う人は楽天の0.22%スプレッドが少し気になるかもしれません。

自分がFP2級の試験勉強をしていたとき「手数料は少額でも長期では大きな差になる」とテキストで何度も見たので、手数料無料化のニュースを聞いたとき「そんな時代になるのか」とびっくりしました。どちらを選んでも手数料で損することはない、というのは嬉しい変化です。


ポイント還元、使い方次第でどっちが有利か変わる

手数料が同じなら、次に差が出るのはポイント還元です。

SBI証券は「Vポイント」「Pontaポイント」など複数のポイントに対応。楽天証券は「楽天ポイント」一択。

ポイントサービス SBI証券 楽天証券
対応ポイント Vポイント・Pontaポイント・dポイントなど 楽天ポイントのみ
投信保有ポイント 0.02〜0.25%(ファンドにより異なる) 0.048%(楽天・オールカントリー等)
ポイントで株購入 可(Vポイント・Pontaなど) 可(楽天ポイント)

(出典: SBI証券・楽天証券 各公式サイト 2026年3月時点)

楽天ユーザーなら楽天ポイントが貯まる楽天証券が使いやすいですよね。一方、楽天経済圏に依存していない人なら、SBI証券のほうがポイントの選択肢が広いメリットがあります。

ここは「どちらが多い」という話ではなく、「自分が日常的に使っているポイントはどれか」で選ぶのが現実的です。


クレカ積立は「どのカードを持っているか」で答えが変わる

クレカ積立のポイント還元率で言うと、組み合わせ次第でSBI証券が有利になるケースがあります。

組み合わせ ポイント還元率
楽天証券 × 楽天カード(一般) 0.5%
楽天証券 × 楽天ゴールドカード 0.75%
楽天証券 × 楽天プレミアムカード 1.0%
楽天証券 × 楽天ブラックカード 2.0%
SBI証券 × 三井住友カード(NL) 0.5%
SBI証券 × 三井住友カード ゴールド(NL) 1.0%
SBI証券 × 三井住友カード プラチナプリファード 最大3.0%(年間利用500万円以上時。基本1.0%)

(出典: 楽天証券・三井住友カード 各公式サイト 2026年3月時点)

月10万円積み立てる場合、三井住友カード プラチナプリファード(3%)なら毎月3,000ポイント。楽天プレミアムカード(1%)なら毎月1,000ポイント。年間で24,000ポイントの差になります。

ただしプラチナプリファードは年会費33,000円かかります。ポイント目当てで年会費を払い続けるより、利用実績を積んで無料になる三井住友ゴールド(NL)を使いながら楽天プレミアムとほぼ同等の1%を狙う、というのが現実的なアプローチかもしれません。

クレカ積立の月上限はどちらも10万円まで。この点は2024年に法改正で拡大されたので、以前より選択肢が広がっています。(出典: 金融庁「資産運用立国実現プラン」関連制度改正)


アプリの使いやすさ、初心者はどっちが迷わないか

ここが一番「好み」の問題になります。

楽天証券のアプリ「iSPEED」は、チャート機能が充実していて、株の情報をリアルタイムで追いたい人向けです。一方で、画面の情報量が多いため、最初は少し圧倒される人もいます。

SBI証券のアプリは、2023年以降にリニューアルされ、以前より使いやすくなりました。NISAの積立設定や残高確認など、日常的な操作はシンプルにできます。

観点 SBI証券 楽天証券(iSPEED)
積立・残高確認 シンプルで見やすい 情報量が多め
チャート・銘柄分析 標準的 高機能
初心者向け △(慣れれば使いやすい)
情報収集 ○(銘柄四季報連携など)

(出典: 各アプリストアのレビュー・各公式サイト 2026年3月時点)

積立投資メインで長期保有する人なら、どちらのアプリも十分です。毎日チャートをチェックして個別株を分析したい、という人には楽天のiSPEEDが向いているかもしれません。


iDeCo・NISAの品揃えで差はあるのか

NISA(新NISA)については、両社ともに eMAXIS Slim シリーズをはじめとする主要なインデックスファンドは網羅しています。品揃えで大きな差はほぼありません。

項目 SBI証券 楽天証券
NISA取扱ファンド数 約2,600本以上 約2,600本以上
iDeCo取扱ファンド数 約37本 約32本
iDeCo運営管理手数料 無料 無料
米国ETF(NISA)

(出典: SBI証券・楽天証券 各公式サイト 2026年3月時点)

FP2級の勉強でiDeCoの節税効果を計算したとき、「これほぼ無条件でやるべき制度では?」と思ったんですよね。所得控除で掛金が全額控除されるのは、税率が高い人ほど恩恵が大きい。

iDeCoに限って言えば、SBI証券のほうがラインアップがわずかに多いですが、楽天証券でも主要な低コストファンドは揃っています。どちらを選んでもiDeCoの制度上の恩恵は変わりません。

内部リンク: iDeCoとは何か、仕組みから節税メリットまで / NISAとiDeCoの違いと使い分け


まとめ: 自分はどちらを選んだか

比較をまとめると、こうなります。

有利な方
手数料 引き分け
ポイント(楽天経済圏ユーザー) 楽天証券
ポイント(楽天圏外ユーザー) SBI証券
クレカ積立の最大還元率 SBI証券(プラチナプリファード時)
アプリ・初心者向け SBI証券がやや優位
iDeCo品揃え SBI証券がわずかに多い
NISA品揃え 引き分け

自分が選んだのはSBI証券です。理由はシンプルで、楽天カードを持っていなかったこと、そして三井住友カード ゴールド(NL)を年間100万円利用して翌年以降永年無料にできるルートがあったから。クレカ積立1%還元を無料カードで実現できる、というのが決め手でした。

ただし、楽天カードをすでに持っていて楽天市場をよく使う人には、楽天証券のほうが間違いなく使いやすいです。「どちらが絶対に正解」という話ではなく、自分の生活圏のポイントエコシステムに合わせて選ぶのが一番です。

まずは両方の公式サイトで口座開設にかかる時間と必要書類を確認してみてください。どちらも10分程度で申し込み自体は完了します。


*本記事の情報は2026年3月時点のものです。手数料・還元率は変更される場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。*

【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行い、不明点は金融機関や専門家にご相談ください。

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この記事を書いた人

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)。証券外務員一種 取得準備中。経済学部卒・27歳。新卒でファイナンス関連の業務に就き、お金の仕組みを実務で学びながら、並行してFP2級を取得。投資歴は2022年から4年。インデックスファンド・米国個別株・一部暗号資産を運用中。NISAは成長投資枠・つみたて投資枠をフル活用している。

「投資って怖くない?」という疑問を出発点にした人間として、同じ気持ちを持つ人に向けて書いています。資格や実務で得た知識を「難しいまま伝えない」ことと、「リスクを正直に書く」ことが自分のスタンスです。

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