積立投資シミュレーション。月1万・3万・5万で20年後いくらになるか

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「積立投資って本当に増えるの?数字で見せてほしい」という声、自分の周りでも多いんですよね。

自分自身、FP2級の勉強で複利の計算問題を何十回も解きました。でも「計算できる」と「自分のお金で実感する」は全然別で、実際に月1万円を積み立てたとき、20年後の数字を見て初めて「ああ、これはやるべきことだ」と体感しました。

この記事では、月1万円・月3万円・月5万円の3パターンで、年利3%・5%・7%の20年後の資産をまるごとシミュレーションします。計算式も一緒に載せているので、自分の金額でアレンジしてみてください。

この記事でわかること
  • 積立投資の複利シミュレーション計算式(FV公式)の見方
  • 月1万円×20年のシミュレーション結果(3%/5%/7%別)
  • 月3万円×20年のシミュレーション結果
  • 月5万円×20年のシミュレーション結果
  • 途中でやめたり減額したりした場合どうなるか
  • シミュレーションを「過信しすぎない」ための注意点

積立投資を始めるなら、まずNISA口座の仕組みを確認してみてください → NISAのつみたて投資枠ガイド


目次

積立投資の仕組みと計算式

「積立複利」は、毎月一定額を入れ続けることで複利が加速する

積立投資の強みは、毎月積み立てた分にも複利がかかることです。一括で入れた場合より、タイミングを分散しながら複利効果を積み上げていく仕組みです。

銀行の積立預金との違いは、利息に利息がつく複利かどうかです。ゆうちょ銀行の定期預金の金利は年0.2%前後(2026年3月時点・ゆうちょ銀行公式)。一方、インデックス投資信託の過去20年間の平均リターンは年5〜7%前後のものが多く見られます(参考: 金融庁「つみたてNISA対象商品の運用状況」2025年版)。

計算式:FV(将来価値)の公式

積立投資の将来価値は、以下の公式で計算できます。

FV = PMT × ((1 + r/12)^(12n) - 1) / (r/12)

PMT = 毎月の積立額
r   = 年利(小数)例:5%なら0.05
n   = 年数

FP2級の試験では「現在価値・将来価値の計算」として頻出の公式です。数式が苦手でも、この記事の表を見ていただければ実際の金額はわかります。


月1万円×20年のシミュレーション

月1万円、元本は240万円

月1万円を20年間積み立てると、元本の合計は240万円になります。これを年利ごとにシミュレーションしてみます。

年利 20年後の資産額 元本 運用益
3% 約328万円 240万円 約88万円
5% 約411万円 240万円 約171万円
7% 約521万円 240万円 約281万円

年利7%だと、月1万円でも元本の2倍以上になります。年利5%でも、何もしないより171万円多く残る。

「月1万円なんて少なすぎる」と思う人も多いですが、0円と1万円の差はとてつもなく大きいんですよ。まず始めることの価値は、金額より大きいです。

10年後の中間地点での数字

年利 10年後 20年後
3% 約140万円 約328万円
5% 約155万円 約411万円
7% 約173万円 約521万円

10年では3%と7%の差はまだ33万円ほどですが、20年になると差が約193万円に広がります。複利は時間が経つほど差が開くということが、数字で見えてきます(出典: 計算は上記FV公式による試算)。


月3万円×20年のシミュレーション

月3万円、元本は720万円

「月3万円の積立」は、NISAのつみたて投資枠(年120万円)を使った場合によく参考にされる金額です。

年利 20年後の資産額 元本 運用益
3% 約985万円 720万円 約265万円
5% 約1,233万円 720万円 約513万円
7% 約1,563万円 720万円 約843万円

年利5%で元本720万円が1,200万円超になるというのが、月3万円積立の大きな魅力です。

自分が実際に積立を始めたときも月3万円からスタートしました。最初の数ヶ月は「こんな少ない金額で変わるんだろうか」と半信半疑だったんですが、1年後の年間取引報告書を見たとき、「ああ、ちゃんと増えてる」と実感しました。

年ごとの推移(年利5%の場合)

経過年数 資産額(概算)
5年後 約204万円
10年後 約465万円
15年後 約802万円
20年後 約1,233万円

最初の5年は「まだ元本に毛が生えた程度」に感じますが、15年を超えた辺りから複利の加速が目に見えて大きくなります。


月5万円×20年のシミュレーション

月5万円、元本は1,200万円

月5万円の積立は、新NISAのつみたて投資枠(年120万円)をほぼフル活用するイメージです。

年利 20年後の資産額 元本 運用益
3% 約1,641万円 1,200万円 約441万円
5% 約2,055万円 1,200万円 約855万円
7% 約2,605万円 1,200万円 約1,405万円

年利7%の場合、1,200万円の元本が2,600万円超になる計算です。運用益だけで1,400万円以上。

ただし「月5万円が厳しい」という場合は、無理に増やす必要はありません。月1万円でも20年続ける方が、月5万円を5年で辞めるよりずっと価値があります。

3パターンを一覧で比較(年利5%)

月の積立額 元本(20年) 20年後の資産額 運用益
月1万円 240万円 約411万円 約171万円
月3万円 720万円 約1,233万円 約513万円
月5万円 1,200万円 約2,055万円 約855万円

(出典: 上記FV公式による試算。年利5%・20年の場合)

金額を増やすことで運用益も比例して増えます。でも「まず継続する習慣をつくる」ことの方が、最初のうちは大切かもしれません。

積立投資の始め方はこちらで解説しています → NISAで積立投資を始めるステップガイド


途中でやめたらどうなる?

「全額解約」のシナリオ

月3万円・年利5%で10年積み立てた後、全額解約した場合を考えます。

10年時点の資産は約465万円です。この時点で解約すると、残りの10年間は複利がかかりません。20年後まで続けた場合の1,233万円と比べると、約770万円の差が生まれます(出典: 上記FV公式による試算)。

解約そのものが悪いわけではないんですが、「途中で引き出した分の機会損失」は想像より大きい、ということは知っておいてほしいです。

「積立を一時停止」のシナリオ

積み立てを10年継続後、停止して残高をそのまま運用し続けた場合はどうなるか。

10年時点の465万円が、年利5%の複利でさらに10年運用されると約758万円になります。毎月積み立てを続けた場合の1,233万円より少ないですが、解約よりははるかにいい。積立が無理なら「停止して放置」でも、全部引き出すよりはいい選択です。

積立額を減らした場合のシミュレーション

月3万円から月1万円に減額した場合(10年後に変更・年利5%):

  • 前半10年(月3万円):約465万円
  • 後半10年(月1万円):465万円に年利5%複利+月1万円の積立 ≒ 約912万円

月3万円継続の1,233万円より少なくなりますが、月1万円に減らしても続けた方が0円より確実に上です。


証券口座の開設がまだの方へ

投資を始めるには証券口座が必要です。SBI証券・楽天証券ともに口座開設は無料で、NISA口座も同時に申し込めます。どちらも主要なインデックスファンドを取り扱っており、初心者でも始めやすい環境が整っています。

Point: 積立投資の最大の武器は「時間」。始める時期が早いほど複利効果が大きくなります。

数字で確認: 月3万円×年利5%×20年=約1,233万円(元本720万円)。月5万円なら約2,055万円(元本1,200万円)。時間が長いほど差が開きます。

関連記事

まずは公式サイトで必要書類を確認してみてください。

まとめ

積立投資のシミュレーション、まとめるとこうなります。

  • 月1万円でも、20年・年利7%で元本の2倍超になる
  • 月3万円・年利5%・20年で、720万円→1,233万円が現実的な目安
  • 途中でやめると機会損失が大きい。積立が難しければ停止して放置でも、解約より価値がある

「どの金額から始めるべきか」は人によって違いますが、自分としては「無理のない金額でいいから早く始める」のが一番だと思います。月5万円を3年後に始めるより、月1万円を今日から始める方が、長い目で見ると有利なケースも多いです。

まずNISA口座を開設して、自分が無理なく続けられる金額で積立設定を入れてみてください。証券口座の選び方はこちら → 証券会社の選び方ガイド

免責事項

本記事のシミュレーション結果は将来の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。実際の運用結果は市場環境により大きく異なる場合があります。投資は自己責任でご判断ください。

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この記事を書いた人

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)。証券外務員一種 取得準備中。経済学部卒・27歳。新卒でファイナンス関連の業務に就き、お金の仕組みを実務で学びながら、並行してFP2級を取得。投資歴は2022年から4年。インデックスファンド・米国個別株・一部暗号資産を運用中。NISAは成長投資枠・つみたて投資枠をフル活用している。

「投資って怖くない?」という疑問を出発点にした人間として、同じ気持ちを持つ人に向けて書いています。資格や実務で得た知識を「難しいまま伝えない」ことと、「リスクを正直に書く」ことが自分のスタンスです。

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