「dポイント、毎月そこそこ貯まってるけど使い道がないんだよな」って思ったことないですか?
自分も以前は期間限定ポイントをコンビニで消化して終わり、みたいな生活でした。
この記事では、そのdポイントを使って投資体験ができる「dポイント運用」と、実際に株が買える「日興フロッギー」について、始め方から注意点まで整理してみます。
ざっくり言うと、dポイント投資は「お金を1円も使わずに投資の感覚をつかめるサービス」です。
自分みたいな石橋叩きタイプにとって、これがどれだけありがたかったか。順番に見ていきます。
- dポイントで投資できる2つのサービス(dポイント運用・日興フロッギー)の違い
- dポイント運用の始め方と運用コースの選び方
- 日興フロッギーでdポイントを使って株を買う手順
- ポイント投資のメリット3つとデメリット3つ
- 利益が出たときの税金の扱い(ここが意外と見落とされがち)
- ポイント投資で気をつけたい3つの注意点
- ポイント投資の次のステップとしてのNISA口座
dポイントで投資できるって本当?仕組みをざっくり説明
「dポイントで投資ってどういうこと?」と気になっている人、多いんじゃないでしょうか。
dポイントを使った投資には、大きく分けて2つのサービスがあります。
ひとつはdポイント運用。
NTTドコモが提供しているサービスで、dポイントを「運用ポイント」に交換すると、投資信託やETFの値動きに連動してポイントが増減します。
口座開設も本人確認も不要で、1ポイントから始められます。

出典: dポイント投資
もうひとつは日興フロッギー+docomo。
SMBC日興証券の投資サービスで、dポイントを1ポイント=1円として、実際に株やETFが買えます。
こちらは証券口座の開設が必要ですが、100円(100ポイント)から株が買えるので、少額投資のハードルがかなり低い。
この2つの違いを表にまとめます。
| 比較項目 | dポイント運用 | 日興フロッギー+docomo |
|---|---|---|
| 提供元 | NTTドコモ | SMBC日興証券 |
| 口座開設 | 不要 | 必要(SMBC日興証券) |
| 最低投資額 | 1ポイント〜 | 100ポイント〜 |
| 投資対象 | 投資信託・ETFの値動きに連動 | 個別株・ETF(実物取得) |
| 使えるポイント | 通常ポイントのみ | 通常+期間・用途限定 |
| 手数料 | 無料 | 買い: 無料(100万円以下) 売り: 0.5% |
| 現金化 | 不可(ポイントのまま) | 可能(株を売れば現金に) |
| NISA対応 | 非対応 | 対応(成長投資枠で利用可能) |
(出典: dポイント運用 公式サイト、日興フロッギー 手数料について)
自分が最初にやったのはdポイント運用のほうでした。
口座開設なしで5分くらいで始められるので、「投資って怖くないかな」を確かめるのにちょうどよかったんですよね。
ちなみに2025年12月からは、マネックス証券の「かんたん資産運用」でもdポイント(期間・用途限定ポイント含む)で投資信託のスポット買付ができるようになりました(出典: マネックス証券プレスリリース 2025年12月25日)。
NISA成長投資枠にも対応していて、取扱銘柄は1,297本(2025年12月16日時点)。dポイントで投資できる選択肢はどんどん広がっています。
ポイントの種類で「どのサービスが使えるか」が変わる点は要注意です。
dポイント運用は通常ポイントのみ対応。期間・用途限定ポイントは使えません。
期間・用途限定ポイントを投資に回したいなら、日興フロッギーかマネックス証券の「かんたん資産運用」を選んでください。
dポイント投資の始め方は?2つのルートを解説
「やってみたいけど、手続きが面倒そう」と思っていませんか?
自分も始める前はそうでした。でも、dポイント運用に関しては拍子抜けするくらい簡単です。
それぞれの始め方を整理してみます。
dポイント運用の始め方(口座開設なし・最短5分)
dポイント運用は、dポイントクラブに入っていれば誰でもすぐに始められます。
手順はこの3ステップです。
- dポイントクラブにログイン(dアカウントが必要。ドコモユーザー以外も無料で作れます)
- 「dポイント運用」のページにアクセスして利用規約に同意
- 運用したいポイント数を入れて「追加する」をタップ
これだけです。
運用コースは「おまかせ運用」と「テーマ運用」の2種類。
おまかせ運用にはアクティブコースとバランスコースの2種類があります(出典: dポイント運用 公式サイト)。
アクティブコースはグロースとインカムを80:20の比率で積極的に運用するタイプ、バランスコースは45:55で安定的に運用するタイプです。
テーマ運用は「日経平均株価」「米国大型株(S&P500連動)」「金(ゴールド)」「新興国」「クリーン・エネルギー」「コミュニケーション」「生活必需品」「ヘルスケア」「SDGs/ESG」「日経インバース指数」など、興味のあるテーマを選んで運用できます。
FP2級の勉強をしてた頃に「リスクとリターンは裏表」って何度も計算問題を解いたんですが、dポイント運用はそれを身銭を切らずに体感できる貴重なサービスだと思ってます。
日興フロッギーの始め方(証券口座が必要)
日興フロッギーは実際に株を買うサービスなので、SMBC日興証券の口座が必要です。
- SMBC日興証券で口座開設(オンラインで最短数日)
- dアカウントと証券口座を連携
- 日興フロッギーで記事を読みながら、気になった銘柄をdポイントで購入
日興フロッギーの面白いところは「記事を読んで、そのまま投資できる」という設計です。
投資の勉強と実践が同時にできる。
日興フロッギーはNISA口座の成長投資枠(年間240万円まで。投資の利益に税金がかからなくなる国の制度)にも対応しています(出典: SMBC日興証券 dポイントサービス)。
dポイントを使ってNISA枠で株を買えるのは、日興フロッギーならではのメリットです。
(ドコモユーザー以外もOK)
or 日興フロッギー(本格)
値動きを体験する
NISA口座で本格投資へ
自分の場合、最初はdポイント運用でアクティブコースに500ポイント入れてみました。
翌日に+3ポイントになってて「おお、増えた」って感動した。たった3ポイントなんですけどね。
でもその「増える感覚」が、NISAの口座を開く背中を押してくれたんです。

dポイント投資のメリットとデメリットは?
ポイント投資はいいことだらけに見えますが、当然デメリットもあります。
ここはFP2級の勉強で培ったバランス感覚を使って、両面を整理します。
メリット
手元のお金を使わない。 これが最大のメリットです。
dポイントは買い物やサービスの利用で貯まるもの。それを投資に回すので、自分の貯金に手をつけずに投資体験ができます。
投資の値動きに慣れる。 株価や投資信託の基準価額(投資信託1口あたりの値段のこと)は毎日動きます。
ポイントが増減するのを見て「こういうものなんだな」と体感できるのは、本番の投資に向けたいい練習になります。
自分が初めてdポイント運用をやったとき、1日で-8ポイントになった日があったんですよね。
たった8ポイントなのに「え、減った…」ってちょっとドキッとしました。
でもこの「減る経験」をポイントで先にやっておけたのは大きかった。
NISAで本格的に始めたとき、数千円の含み損が出ても「まあ、dポイントでも同じだったし」と冷静でいられましたから。
手数料が無料 or 低コスト。 dポイント運用は手数料ゼロ。日興フロッギーも100万円以下の買い注文は手数料無料です(出典: 日興フロッギー 手数料について)。
売り注文は約定金額の0.5%ですが、売買時に約定金額の0.2%がdポイントで還元されるため、実質コストは0.3%です。
デメリット
利益の上限が小さい。 元手がポイントなので、大きな利益は見込めません。
1,000ポイント運用して年間で+50ポイントくらいの世界です。「ポイント投資で生活できる」なんてことはまずない。
dポイント運用はポイントのまま。現金にならない。 dポイント運用で増えたポイントは、あくまでdポイントとして戻ってきます。
現金化したい場合は日興フロッギーを使って株を買い、それを売却する必要があります。
元本割れのリスクがある。 ポイント投資でも値動きに連動するので、投入したポイントが減る可能性があります。
1,000ポイント入れて900ポイントに減ることもある。「ポイントだから平気」と油断しすぎると、リスクに対する感覚が鈍る危険もあります。
友人に「dポイント運用やってみなよ」とすすめたとき、翌週に「20ポイント減ったんだけど!」って連絡が来たことがあります。
自分は「それが投資だよ」と返しました。
ポイントだからこそ、その感覚を安全に学べるんですよね。
見落としがちな税金の話
「ポイントだから税金かからないでしょ?」と思っていませんか。
ここは証券外務員の試験範囲でも出てくる内容なんですが、ポイント投資の税金はサービスの種類で扱いが変わります。
dポイント運用の場合(ポイントのまま運用)
dポイント運用で増えたポイントは、使用したタイミングで一時所得として扱われるのが一般的です(出典: 国税庁 No.1907 個人が企業発行ポイントを取得又は使用した場合の取扱い、マネーフォワード クラウド確定申告)。
一時所得には年間50万円の特別控除があるので(出典: 国税庁 No.1490)、ポイント運用だけで50万ポイント以上の利益が出ることはまずなく、税金の心配はほぼ不要です。
日興フロッギーの場合(実際に株を買う)
日興フロッギーで株を買って利益が出た場合は、売却益に対して20.315%の税金(所得税15.315%+住民税5%)がかかります。
ただし、NISA口座の成長投資枠で買った株なら、この税金がかかりません。
通常の口座で取引する場合は、特定口座・源泉徴収ありで口座を開設していれば税金は自動で引かれるので確定申告は不要です。
dポイントで株を買った場合の取得費は?
ここがFP的にも面白いポイントなんですが、国税庁の見解(No.1907)によると、ポイントで株を買った場合の取得費は「ポイント使用前の支払金額(ポイント使用相当額を含めた支払金額)」を基に計算します。
つまり、1,000ポイントで1,000円分の株を買った場合、取得費は1,000円です。0円ではありません。
同時に、そのポイント使用相当額(1,000円分)が一時所得の総収入金額に算入されます(一時所得の50万円特別控除の範囲内なら課税なし)。
| 項目 | dポイント運用 | 日興フロッギー |
|---|---|---|
| 利益の分類 | 一時所得(ポイント使用時) | 譲渡所得(株式等の売却益) |
| 税率 | 所得税率(累進課税) ただし50万円の特別控除あり |
20.315%(所得税15.315%+住民税5%) NISA口座なら非課税 |
| 確定申告 | 利益50万円以下ならほぼ不要 | 特定口座(源泉徴収あり)なら不要 NISA口座なら申告不要 |
| ポイント使用時の扱い | ポイント利益が一時所得全体と合算される | ポイント使用額は一時所得に算入 (取得費はポイント使用前の金額で計算) |
(出典: 国税庁 No.1907)
税金周りは「ポイントだから税金かからないでしょ」と思いがちなんですが、日興フロッギーで株を買う場合はしっかり課税されます(NISA口座を使えば非課税)。
ここは見落とすと痛いので、覚えておいてください。
ポイント投資で気をつけたい3つの注意点
「始めやすい」と聞くとデメリットを見落としがちなので、自分が始めたときに「先に知っておきたかった」と思ったことを3つまとめます。
1. 少額すぎて複利効果が出にくい
ポイント投資は「体験」としては優秀ですが、複利の力を実感するには元手が小さすぎます。1,000ポイントの運用益で人生は変わりません。あくまで練習と割り切ってください。
2. ポイント失効に注意
dポイント(通常)の有効期限は獲得から48か月。運用中のポイントは失効しませんが、引き出してdポイントに戻したあとは有効期限が適用されます。引き出し後に放置して失効させないよう気をつけてください。
3. 「ポイントだから」でリスク感覚が麻痺する
「どうせポイントだし」と思って無計画に投入すると、本番の投資でも同じ雑なやり方をしてしまうリスクがあります。ポイント投資でも「なぜこのコースを選んだか」「いくらまで入れるか」を自分の言葉で説明できるようにしておくと、NISA移行後も冷静でいられます。
自分も最初は「全部アクティブコースでいいや」と思っていたんですが、FPの勉強で「リスク許容度に合わせて配分する」と何度も練習した記憶がよみがえって、バランスコースにも少し分けました。
結果的に、値下がり局面でバランスコースが安定していたのを見て「分散ってこういうことか」と腹落ちした。
教科書の知識が体験に変わった瞬間でした。
ポイント投資は「練習」、本番はNISAで
dポイント投資で「投資って怖くないかも」と思えたら、次は本番の投資に進むタイミングです。
FP2級の試験勉強をしてた頃に「制度の使い方で手取りが変わる」って嫌ってほど計算問題を解きました。
NISAは、その「制度の力」を最大限使える仕組みのひとつです。
NISAなら投資で得た利益に税金がかかりません。
たとえば10万円の利益が出たとき。
通常の証券口座なら約2万円が税金で引かれて手取りは約8万円。
NISA口座なら10万円がまるまる手元に残る。
この差は複利で運用するほど大きくなります(詳しくは 複利シミュレーションの記事 で計算しています)。
値動きの感覚をつかむ
開設する
つみたて投資をスタート
複利を最大化する
日興フロッギーならdポイントを使いつつNISA口座で買えるので、「ポイント投資の延長でNISAを始める」という流れも可能です。
SBI証券や楽天証券でNISA口座を開設して本格的に積み立て投資を始めるのもいい選択ですよね。
ポイント投資で値動きに慣れて、「もう少し大きい金額で運用してみたい」と思えたタイミングが、NISA口座を開くベストなタイミングです。
NISAを始めるには証券口座が必要です。
口座開設の手順はこちらの記事でまとめています。
→ 金融庁 NISAを知ろう
自分が5年間ビビって投資を始められなかったとき、dポイント運用みたいなサービスがあったら、もっと早く踏み出せてたかもしれません。
「知ってる」と「やってる」の差を埋める最初の一歩として、ポイント投資はかなり優秀な「投資の予行演習」だと思ってます。

まとめ:ポイント投資で投資の感覚をつかもう
- dポイント投資は2ルート。 dポイント運用(手軽・口座不要・通常ポイントのみ)と日興フロッギー(本格・株が買える・NISA対応・期間限定ポイントもOK)
- 手数料は無料 or 低コスト。 ただし元本割れリスクと税金の扱いは要確認。日興フロッギーで買った株はNISA口座なら非課税
- ポイント投資は投資の入口。 値動きの感覚を安全につかんだら、NISA口座で本格的に始めるのが次のステップ
余っているdポイントを、dポイント運用のアクティブコースに100ポイントから試してみてください。
たった100ポイントでも、翌日に+1とか-2とか動くのを見ると「投資ってこういうことか」と実感できます。
自分も引き続きdポイント運用を続けながら、NISAで本格的に積み立てています。
一緒にやっていきましょう。
※この記事に記載されている情報は2026年3月時点のものです。サービス内容・手数料・税制は変更される場合があります。投資判断は自己責任でお願いいたします。
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