NISAはどの証券会社で始める?ひふみ・GMOクリック・SBI・楽天を比べてみた

NISA口座比較 アイキャッチ画像

NISAを始めようと思ったとき、最初の壁って「どこで口座を開くか」だったりしますよね。

ぼくも当時、「楽天とSBIってどっちがいいんだろう」「ひふみってよく聞くけど直接口座を開くやつ?」「GMOクリックって手数料ゼロって聞いたけど」って、口座開設の前に1週間調べ続けてしまった記憶があります。FP2級を持ってても、いざ自分のお金のことになると迷うんですよね。

この記事では、ひふみNISA・GMOクリック証券・SBI証券・楽天証券の4社を比較します。ざっくり言うと、積立NISAが目的ならSBI証券か楽天証券の二択で、ひふみとGMOクリックは特定の目的がある人向けです。どんな人に何が向いているか、整理してみます。

📌 この記事でわかること
  • NISAの口座選びで本当に見るべき3つのポイント
  • ひふみNISAの仕組みと、インデックス投資との比較
  • GMOクリック証券の手数料ゼロの実態と向いている人
  • SBI証券・楽天証券・ひふみ・GMOクリックの4社比較テーブル
  • 積立NISA初心者には結局どこがおすすめか
  • SBI・楽天・ひふみ・GMOクリックの向き不向きの違い
目次

NISAの口座、どこで開くかでそんなに変わるの?

「どこで開いても同じでしょ」と思っていたころ、FP2級の勉強中に気づいたことがあって。NISA自体の非課税の仕組みは国が決めているので確かに一緒なんですよ。

でも、口座を開く証券会社によって「積み立てられる商品の数」「毎月どれだけポイントが貯まるか」「クレカ積立ができるかどうか」がガラッと変わるんです。

商品ラインナップとクレカ積立が一番の差

投資信託の取扱本数は証券会社によってかなり差があります。

SBI証券は2,500本超、楽天証券は2,400本超(2026年3月時点)に対して、GMOクリック証券は数十〜百数十本程度にとどまります。

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を積み立てたい」という人なら問題ないですが、幅広く選びたいなら取扱本数は重要な判断基準です。

クレカ積立も見逃せないポイントです。SBI証券は三井住友カードと連携して最大3%のポイント還元(プラチナプリファードカード利用時。一般カードは0.5%)、楽天証券は楽天カードで0.5〜1%のポイントが貯まります(2026年3月時点)。

月10万円積み立てる場合、ポイント還元だけで年間6,000〜60,000円相当の差が出ることになります。

口座は年1回しか変更できない

NISAの金融機関変更は、**変更したい年の前年10月1日〜当年9月30日**の間に申請すれば、その年から変更できます(ただし当年にすでに買付実績がある場合はその年の変更不可)(金融庁「NISAの口座を開設する金融機関の変更」より)。

同じ年内に複数の金融機関でNISA口座を保有することはできません。だから最初の選択は、なるべく後悔しないようにしたいですよね。

ひふみNISAって何?アクティブファンドをNISAで持つ選択肢

ひふみNISAというのは、レオス・キャピタルワークスが運営する**ひふみ投信の直販口座**でNISAを始めるパターンのことです。

ひふみ投信は日本の中小型株を中心に投資するアクティブファンドで、2008年の設定以来、長期的な運用実績で知られています。

ひふみ投信・ひふみプラスの違いを整理する

ひふみシリーズには複数の種類があります。

ファンド名 購入先 信託報酬(年率) 特徴
ひふみ投信 レオス直販 1.078%(固定) 直販専用。5年・10年保有で報酬一部還元あり(資産形成応援団)
ひふみプラス SBI証券、楽天証券など 最大1.078%(純資産規模により逓減) 大手証券経由。純資産規模が増えると信託報酬が下がる仕組みあり
ひふみワールド(直販) レオス直販 1.628% 海外株中心。日本株比率は低め
ひふみ年金 iDeCo経由 0.836% iDeCoでひふみを持ちたい人向け

(出典: レオス・キャピタルワークス 各ファンド交付目論見書 / 2026年3月時点)

ひふみNISAで口座を開くというのは、レオスの直販ウェブサイトからNISA口座を申し込むことを指します。SBI証券経由でひふみプラスを積み立てるのとは別物です。

実績と信託報酬、インデックスと比べると

ひふみ投信は2013年〜2018年頃にかけて、TOPIX(東証株価指数)を大きく上回るパフォーマンスを出していました。

ただ2019年以降は日本の中小型株が厳しい時期もあり、直近のパフォーマンスは一時期ほど突出していない状況が続いています(レオス・キャピタルワークス 運用報告書より)。

信託報酬は年率1.078%(ひふみ投信の場合)と、インデックスファンドの代名詞的存在である「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の0.05775%と比べると、かなり高めです。

ぼくなりの見方をすると、「ひふみが好き、応援したい、アクティブ運用に賭けてみたい」という気持ちがあるなら選択肢として全然ありだと思います。ただし「なんとなく名前を聞いたから」という理由なら、信託報酬の差をしっかり確認してから判断してほしいです。

GMOクリック証券でNISAを始めるのはアリ?手数料ゼロの実態

GMOクリック証券は、**現物株・信用取引の手数料が0円**(国内株)という点で知名度が高い証券会社です(GMOクリック証券公式サイト 2026年3月時点)。

「手数料ゼロなら積立NISAにも最適では?」と思いたくなりますが、NISA目的で使う場合は少し注意が必要です。

投資信託の取扱本数が少ない

GMOクリック証券の投資信託取扱本数は、SBI証券・楽天証券と比べると少ないのが現状です。

「eMAXIS Slim」シリーズなどの定番インデックスは取り扱っていますが、テーマ型ファンドやバランスファンドの選択肢は限られます。

「積立NISAはオルカンかS&P500だけでいい」という人には問題ありませんが、幅広く選びたい人にはSBI証券や楽天証券の方が向いています。

株トレードも一緒にやりたい人には向いている

GMOクリック証券の強みが活きるのは、「NISA積立と同時に国内株のトレードもしたい」という場合です。

国内株の手数料が0円なので、優待株や高配当株を直接売買するコストがかかりません。「積立はオルカンで、優待株はGMOクリックで買う」という使い方はアリだと思います。

ただしクレカ積立には対応していないため、ポイント還元を考えるとSBI証券や楽天証券の方が有利です。

SBI・楽天・ひふみ・GMOクリック、4社を徹底比較

4社の主要ポイントをまとめました。

比較項目 SBI証券 楽天証券 ひふみ投信(直販) GMOクリック
投資信託本数 2,500本超 2,400本超 数本〜十数本 数十〜百数十本
クレカ積立 ◯ 三井住友カード
最大3%還元(カードランクによる)
◯ 楽天カード
0.5〜1%還元
△ 一部対応 × 非対応
国内株手数料 0円 0円 取扱なし 0円
ポイントプログラム Vポイント/Tポイント等 楽天ポイント レオスポイント(独自) なし
iDeCo対応 ◯(業界最多商品数) ひふみ年金で対応 × 非対応
こんな人に向いてる NISAとiDeCoを
まとめて管理したい人
楽天ユーザー、
楽天ポイント活用したい人
ひふみファン、
アクティブ投資に賭けたい人
株トレードも
一緒にやりたい人

(出典: 各社公式サイト・目論見書 / 2026年3月時点。変更になる場合があります)

初心者にはどこがいい?慶喜の選び方3つの基準

FP2級の試験では「投資信託の費用」について何度も出てくるんですよ。信託報酬0.1%と1%の差が、20年後にいくらの差になるかを計算する問題が出るくらい、長期投資にとって手数料は重要なテーマです。

その視点を踏まえて、ぼくなりの選び方基準を3つ整理してみます。

積立NISAが目的ならSBIか楽天を選ぶのが無難

毎月決まった金額をインデックスファンドに積み立てるだけなら、SBI証券か楽天証券で始めるのが選びやすいです。

理由は3つあって、「商品選択肢が多い」「クレカ積立でポイントが貯まる」「iDeCoも同じ口座で管理できる」。この3点がそろっているのはSBI証券か楽天証券の二択です。

楽天ポイントを日常的に使っている人は楽天証券、特にこだわりがないならクレカ還元率の高さからSBI証券がやや優位かなと感じています。

ひふみは「アクティブ運用に理由がある人」向け

ひふみ投信は好きなんですが、信託報酬が1.078%(年率)というのは、長期積立で考えると無視できない差です。

「ひふみの運用哲学が好き」「国内中小型株のアクティブ運用に期待している」という気持ちが明確にある人には向いています。でもNISAの最初の一歩として選ぶより、まずインデックスで積立を始めてから、余裕があればひふみを追加するという流れの方がリスクを分散できると思います。

GMOクリックは「株トレードも一緒にやりたい」場合に検討

NISA積立だけを考えると、GMOクリック証券はクレカ積立非対応という点がネックです。

ただ「配当株や優待株も買いたい。株の手数料を0円に抑えたい」という人なら検討の価値があります。その場合も、積立NISA用にSBI証券を別に持ってデュアル運用する方が選択肢は広がります。

まとめ:迷ったらSBI or 楽天で始めて、ひふみは後から

– **積立NISA初心者ならSBI証券か楽天証券が選びやすい**(商品数・クレカ積立・ポイント還元の三拍子) – **ひふみは「アクティブ投資に理由がある人」向け**。信託報酬の差をインデックスと比較してから判断を – **GMOクリックは株トレードとの組み合わせで強みが出る**。積立NISAだけが目的なら他社に一歩譲る

ぼく自身、最初は「ひふみってかっこいいな」という理由で迷ったんですけど、FP2級の授業で試算したことを思い出してSBI証券にしました。月3万円を年5%で20年積み立てた場合、信託報酬が0.1%と1.0%では最終資産に約40万円以上の差が出るんです(複利計算、あくまで試算)。長期になるほど差が開くので、最初の選択は意外と重要です。

口座開設自体は5〜10分でできます。まず口座を開いて、月1,000円でもいいから積み立てを始めてみてください。手が震えても、始めてしまえばあとは意外とシンプルです。


*本記事の情報は2026年3月時点のものです。手数料・取扱商品・ポイント還元率は変更になる場合があります。投資は元本を保証するものではありません。*

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この記事を書いた人

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)。証券外務員一種 取得準備中。経済学部卒・27歳。新卒でファイナンス関連の業務に就き、お金の仕組みを実務で学びながら、並行してFP2級を取得。投資歴は2022年から4年。インデックスファンド・米国個別株・一部暗号資産を運用中。NISAは成長投資枠・つみたて投資枠をフル活用している。

「投資って怖くない?」という疑問を出発点にした人間として、同じ気持ちを持つ人に向けて書いています。資格や実務で得た知識を「難しいまま伝えない」ことと、「リスクを正直に書く」ことが自分のスタンスです。

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